- BCP作成支援
D社様
課題
D社は、愛知県尾張地方にある鍛造加工を行う製造業で、大手鉄鋼メーカーなどの取引先から加工の受注を多く受けています。
災害から早期に復旧するには、迅速なインフラの改修工事が必要となりますが、D社が加工した製品は、取引先である大手鉄鋼メーカーを通じて、橋梁などの様々なインフラ設備に活用されています。
そのため、インフラ設備に活用される鉄鋼製品を迅速に供給するために、自社も災害から早期に立ち直るためのBCPの策定が必要と判断し、当社にBCP策定支援の依頼がありました。
支援内容
・コンサルティング対象者 総務部 計2名
・支援期間 2024年9月~10月(週1回ペース)
・訪問時間 各訪問 約2時間
第1回訪問 | BCPの概要、策定する意義を説明・ビジネスモデルヒアリング |
第2回訪問 | BCP基本方針、重要業務の決定、想定しているリスクと被害 |
第3回訪問 | 工場・設備の視察、災害発生時の初動対応、災害対策本部の業務分担表 |
第4回訪問 | 経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)の評価・対策、教育訓練 |
第5回訪問 | BCPの全体調整、今後すべきことの確認 |
支援実績
・愛知県が中小企業向けに公表している「あいちBCPモデル」をベースにして、D社のBCPを作成しましたが、災害対策本部の組織や業務分担など、必要に応じてフォーマットを追加しながら、作成しました。
・鍛造加工というニッチな分野であるため、「代替加工先が確保できない」や「大型製品を自社まで運搬・搬出できる道路が復旧するまで時間がかかる」などという問題がありましたが、D社の実態に沿った内容でBCPを策定しました。
・重要業務を、D社の売上依存度の高い鉄鋼メーカー上位3社と定め、災害が起こった際にその3社の需要がどのように変化するかシミュレーションしました。東日本大震災の際に、鉄鋼メーカーが復旧にどれくらい時間を要したのかなどの事例調査を行うことで、大地震発生時の需要変化を臨場感を持って想定しました。
PLAN
所在地
愛知県尾張地方