- 経営コンサルティング
E社様
課題
E社は、2016年にもつ鍋を目玉商品とした和食ダイニング居酒屋を名古屋市内で開業し、地域の幅広い年代の顧客、周辺企業のサラリーマンなどに人気となりました。順調に売り上げを伸ばし、店舗を拡張するなどしていましたが、コロナウィルスで大きな打撃をうけました。
コロナウィルス5類移行後のアフターコロナにおいても売上が回復しなかったため、和食ダイニングから海鮮肉焼きに業態転換しましたが、顧客ニーズに合わず売上が伸び悩む状況でした。
売上不振および原材料高・人件費高に対応できる経営体質に変わりたいとの思いがあり、経営診断の依頼をいただきました。
支援内容
・コンサルティング対象者 経営幹部 計1名
・支援期間 2024年9月~10月(月2回ペース)
・訪問時間 各訪問 2~3時間
第1回訪問 | ビジネスモデルヒアリング |
第2回訪問 | ビジネスモデルヒアリング・繁盛店視察 |
第3回訪問 | 経営診断書報告 |
支援実績
・名古屋市内の3店舗の繁盛店視察を行い、自社との違いを体験していただきました。商品のラインナップ、価格、ポーションを見直すきっかけになったとの評価をいただきました。
・ビジネスモデルのヒアリングを通じて、E社の抱える課題を明確化し、改善策を示しました。(概要)
【課題】
①集客強化による売上高の増加
②原価率の改善
【改善策】
(1)顧客の来店動機を促すことができる明確な業態コンセプトの確立
3C分析、STP分析、4P分析などのマーケティング活動を行うことで、顧客ニーズにマッチした商品・サービスを確立することで、集客力を高める必要があります。
(2)ABC分析によるメニュー数の削減
メニュー数を削減し、販売したい商品を絞ることで、自社のコンセプトを明確にし、顧客への訴求力・顧客満足度を高めます。また、在庫管理の手間を省き、ロスを防ぎます。
(3)提供メニューの原価管理
ランチ、ディナーのグランドメニューや宴会メニューの原価管理表を作成することで、利益確保を図ります。
(4)仕入食材の定期的な相見積
仕入食材を他の業者で定期的な相見積を行うことで、仕入価格の上昇を抑えます。
(5)座席数を活かした自社イベントの企画
大人数収容できる利点を活かし、酒蔵招聘イベント、ミニコンサート、婚活イベントなど自社でイベントを企画・実施します。
(6)定期的なウェブでの顧客コミュニケーション
Instagramの毎日ストーリー更新による顧客とのコミュニケーション、グーグルマイビジネスへの口コミへの対応を図る
(7)朝礼の導入
1日の営業目標、従業員の行動目標を確認する朝礼を実施し、モチベーションアップと円滑なチームワークを図ります。
・E社は、当社が提案した改善策を実行するにあたって、マーケティング支援を受けていただく予定です。
PLAN
所在地
愛知県名古屋市